今後の展開:
小売業の未来を共に構築
2026年4月1日

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Sensormatic Solutions は最初の60年間で単に変化を受け入れるだけでなく、積極的に取り入れる力を証明してきました。当社では創業期から現在にいたるまで、常に現在可能な事柄と今後の展開に目を向けてきたのです。このアプローチの鍵となるのは、問題を見出してから解決するにあたり、使用する技術そのものではなく、小売業者と直接連携することが今後の道筋を決定づけるという信念です。

こういった問題解決へのアプローチにより、小売業者が当時直面していた課題、そして現在、さらには将来的に広がる可能性を深く理解することが可能となります。 業種、規模、地域を問わず、小売業者から直接得られるフィードバックこそが、将来のソリューションと戦略の構想を練るのに役立つのです。

本ブログでは小売業者との対話、調査、業界への深い関与に基づいて、Sensormatic Solutions の各部門責任者数名に小売業界の今後のトレンドについて尋ねてみました。

データと AI による信頼関係の構築と満足度の向上

AI の将来についてはまだ不明な点が多いですが、ひとつ確かなのは、このテクノロジーへの依存が前例のない透明性の時代をもたらすということでしょう。小売業者やブランドが利用できるデータ量は急速に増加しており、それに伴って社内外においてよりオープンで誠実なコミュニケーションが可能となることで、事業成功が何を意味するのかが再定義されています。

Tony D'Onofrio, President, Sensormatic Solutions

小売業界がデータと分析を通じて新たに見出した透明性の能力は、単なる技術導入の成果にとどまらず、継続的な進歩にとって不可欠なものとなっていきます。これにより、店員とリーダーの関係性、そして買い物客と彼らが支持するブランドの関係性が強化され、信頼と忠誠心が育まれて、新しいツールによってすべての人の経験を向上させることができるという興奮がもたらされるでしょう。

Tony D’Onofrio, 社長

Myron Burke, Leader, Solutions Management

Z世代は「今この瞬間」の体験を重視するため、迅速な再入荷、個別対応型のサブスクリプション、カスタマイズ特典が必須となります。このグループの購買力が高まれば、小売企業は迅速に適応し、プロセスを最適化して、あらゆる摩擦の削減を迫られることになります。

在庫精度とオムニチャネルへのアクセスの重要性がもはやオプションではなくなった今、機械学習、RFID、自動化ソリューションへの投資は急増するでしょう。同時に、新たな買い物客の変化する期待に応えるため、これらのツールを活用する創造的な手法も登場します。

Myron Burke, ソリューション管理部門責任者

Nick Pompa, EMEA Regional General Manager

従来型の 来店客数カウント といった客観的な指標は長年にわたって確かな価値を示してきましたが、今後は運営の実態をより明確に描き出す、より微妙なニュアンスや主観性を反映した指標と併用されるようになるでしょう。現時点ではその移行段階にありますが、より多くの小売業者が高度な分析を導入し、店舗やサプライチェーンの新たな領域を監視するにつれ、これまで隠されていた関連性や相関関係を特定できるようになると思います。全面的な小売戦略再定義の瀬戸際に立っているといえるかもしれません。

Nick Pompa, ShopperTrak Analytics ゼネラルマネージャー

進化を続けるオムニチャネル体験と戦略

依然として 小売支出の大部分は店頭購入が占めており、消費者は実店舗が純粋なオンラインオプションに対して常に持つ独自の利点を認識しているようです。それでも、パーソナライズされたショッピング体験への需要が高まり続け、それを可能にする技術がより身近になるにつれて、アクセシビリティを向上させる細やかな配慮や戦略がカスタマージャーニーのあらゆる部分に浸透していくでしょう。

Robert Miller, Leader, North American Commercial Team

店舗訪問への関心は持続しているものの、店舗が依然として苦戦している領域が一つあります。それは Always On(常時稼働)の運営です。ただし今後10年で、小売業者がオムニチャネル能力を強化し、既存店舗網を活用してこの分野でも競争する方法を模索するにつれ、この状況は変化していくと確信しています。

Robert Miller, 北米商業部門責任者

Darren Ng, APAC Regional​ General Manager

アジア太平洋地域は多様性に富んでおり、まさに二都物語のようです。一部の市場では依然としてインフレ対策が続く一方、中国のような市場ではデフレが進行し、インド、オーストラリア、東南アジアの一部地域ではディスインフレが起きています。このように多様な経済状況にもかかわらず、よりパーソナライズされたシームレスなショッピング体験を実現する革新的な技術への需要は地域全体で過去最高水準にあり、2026年以降も導入が加速すると予想されます。

中国などの市場では新興技術を迅速に受け入れており、特にこれらのソリューションがより手頃な価格で迅速に導入可能になるにつれ、その傾向は強まっています。金融環境が進化し、ソリューションプロバイダーによってサプライチェーンが効率化されていく中で、APAC の小売業者はカスタマージャーニーを再構築する絶好の機会を迎えています。実店舗の強みとデジタルイノベーションを融合させ、より豊かでアクセスしやすいオムニチャネル体験を創出できるのです。

Daren Ng, APAC 地域担当ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー

Christa Anz, Leader, Global Marketing, Sensormatic Solutions

統合された強固なリテールメディアとの関係は、ブランドと小売業者にとって重要な差別化要因となっていきます。小売業者は自社で収集したデータを積極的に活用し、ターゲットを絞った広告ソリューションを提供することで、オンラインと店舗双方における購買体験を最適化していくことになります。結果、ブランドはこの分野で実力を証明した小売業者との関係を優先するでしょう。

今後、リテールメディアネットワークの役割 は、戦略的な広告チャネルや収益源から、成長を促進し顧客ロイヤルティを向上させ、顧客、ブランド、小売事業者の関わり方を再定義する、強力で持続的な戦略的パートナーシップへと進化していくでしょうね。

Christa Anz, グローバルマーケティング責任者

小売業者の働き方を変えるのは包括的な分析と計画

コネクティビティの向上に伴い、小売企業の各部門がどのように相互作用し、関わり合っているのかをより包括的に理解できるようになります。データへのアクセスが拡大するにつれ、意思決定とプロセスは自然と職能上の枠を超えて協調的になり、チームや責任者が戦略、目標、そして組織全体における自らの役割についてどのように考えるが変化していくと思われます。

EMEA Regional VP & General Manager

世界中で反社会的行動が増加し、財政的制約が深刻化する中、組織的な小売犯罪(ORC)が増加しています。小売業者が ORC を抑制するためには、受動的姿勢から能動的姿勢に切り替える必要があることは以前から認識されていましたが、つい最近までそれを実践することは簡単ではありませんでした。

ところが、小売業者がデータを活用すれば、犯罪者が標的について手にしているのと同等の情報を常習犯について把握できるようになり、積極的なシュリンク対策とデータ主導の損失防止戦略の真価が発揮されるようになるんです。

Sean Lee, EMEA 地域担当ヴァイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー

sergio thome, latam commercial leader & general manager, sensormatic solutions

持続可能性とコーポレートガバナンスの取り組みは、今後数年間でその存在感を失っていくでしょう。それは責任ある小売が重要でなくなるからではなく、 i小売戦略全体に統合されていくからです。この変化は、消費者が製品の製造方法や製造場所、そして製品の原材料についてこれまで以上に注意を払う中で起こっています。消費者は真の透明性を求め、ブランドに対して環境責任に向けた実質的な取り組みを行うよう迫っています。

この変化の背景には主に2つの要因があります。第一に、消費者自身が表面的なキャンペーンを見抜き、真の影響力を持つ取り組みを支援するためならより多くを支払う意向があるところ。第二に、持続可能性を全事業活動に統合することでこそ持続的な変化が生じ、孤立した取り組みでは不十分であることを示すデータへのアクセスが増加しているという点が挙げられます。

Sergio Thome, LATAM 地域担当ゼネラルマネージャー兼商業部門責任者

次の60年

未来を確実に予測することはできませんが、ひとつ確かなことは、小売パートナーや技術パートナーとの緊密な連携を継続し、あらゆる課題に真正面から立ち向かうことで、必ず業界に明るい未来が訪れるということです。 今後60年の可能性に期待しています!

Sensormatic Solutions 創業60周年を記念した過去のブログ記事では、当社のイノベーションの歴史とデータに基づいた事業成功への取り組みについて詳しく紹介しています。Sensormatic Solutions 創業60周年についての最新情報は、当社の LinkedInYouTubeXをフォローしてください。

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