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購入過程の情報が小売最高執行責任者(COO)に ROI をもたらす仕組み

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スタッフの計画から、サプライチェーンの管理、購入過程の監視まで、小売最高執行責任者(COO)は様々な役割を担っています。多数の決断を下さなければいけない状況で、分かりやすい 1 つのダッシュボードから、データに裏付けられた、正しい 決断を明確に下せることを望まない COO はいないのではないでしょうか?

店内と店外の顧客の行動と嗜好を考慮し、すべての 運用上の決断を下すのは“容易”なことではありません。しかし、おそらくあなたが思う以上に、明確な決断を下す必要のある様々な場面で活用することができるでしょう!

それでは、顧客の購入過程のどのデータを利用でき、なぜそれが重要で、そのデータを使って小売事業の運営と企業全体に付加価値をもたらす方法について見ていきましょう。

一番大事なのは何といってもロケーション

執行責任者が問うべき最も基本的な質問は、非常にシンプルなものです。「どこに店舗を開くべきか?」そしてこの質問は、おそらく今、あなたの頭の中にあるのかもしれません。CBREの 2023年Asia Pacific Retail Flash Survey によると、 アジア太平洋地域(APAC)で調査に参加した小売業者のなんと71% が 2023年に新店舗を開店を増やすと答えています。残念なことに、その回答を見つけるまでの過程は、質問ほどシンプルなものではありません。

もちろん、ロケーションを選ぶ際に考えなければならない要素は、膨大な数に上る可能性があります。ロケーション戦略に専門家や高額なコンサルティング会社が関与しているのはそのためで、それは通常、非常に時間と労力のかかるプロセスです。しかし正しいデータ、つまり ショッパー・モビリティ データを使うことで、COO はこのプロセスを容易にすることができます。ショッパー・モビリティデータは、顧客がある特定の場所を通りすぎる際に、他のどの店舗に立ち寄るか、また周辺に競合店や補足的な店舗はあるか、などの情報を提供します。これをもとに、来店客の人口動態情報から、潜在客の所得レベルなどさらに詳しい情報までも推測できるようになります。

さらに優れているのは、データは貴社が考慮するどのロケーションでも、 ショッパー・モビリティ は特定の時間帯にその領域を通過する見込み客の数や、来店の距離、および どこから訪れているのかについての情報など貴重なデータポイントを提供し、それに基づきその人たちが通勤・通学の途中なのか、それとも近所に用事に来ているだけなのかを推測することができます。

これは、郊外のショッピングモールまたはダウンタウン、ショッピングモールまたは独立した店舗など、消去法で潜在的なロケーションを絞るために役立てることができ、通行量のより多い潜在的ロケーションにフォーカスできるようになります。もちろん、これによってロケーション計画の苦悩がすべて軽減されるわけではありませんが、いくつかの重要な質問に対する回答をすぐに得ることができ、それにより非常に長い期間が必要だったプロセスを少しでも短縮できるようになります。

店舗運営の最適化

既存店でも、店内および店外の適切なデータをもとに、運営チームは店舗のパフォーマンスを向上し、最終的には最適化するために役立つ多数のソリューションを得ることができます。APAC の買物客はオンラインショッピングを好んで使用する傾向があり、これはクリック・アンド・コレクトや自宅配送だけに限りません。APAC の消費者による ライブコマースやソーシャルコマースの利用率は世界最大で、これは中国の「シングルズ・デー」とよばれる大規模なオンラインリテールイベントに一部起因しています。小売業者は、このオンラインチャネルへの熱意の高まりによって、実店舗の運営の重要性が低下するわけではない、ということを理解することが重要です。

実際に、MartechAsia の 2022年の小売レポートによると、 アジア太平洋地域の買物客の 60% が実店舗を好み、54% がよりパーソナライズされた体験を形成する小売業者を好むことが明らかになっています。この現実をふまえて、小売業者が実店舗から収益を得るにはどうしたらよいでしょうか?その答えは、顧客の購入過程のデータにあります。特に運営チームにとって、最も適切なソリューションは、 人数計測Computer Vision、および ショッパーモビリティの3つです。各ソリューションが提供するデータの活用法の例については、以下をご覧ください:

顧客計測

  • 1日のうち顧客数が最も増加するピーク時を把握し、それに応じて適切なスタッフの配属することができます。同様に、不要な人件費を回避するために、最小限のスタッフで運営できるシフトを特定することもできます。
  • 理想的な顧客一人あたりのスタッフの比率(STAR)を把握することにより、できるかぎり最適な顧客体験を提供できるようになります。

Computer Vision

店内情報の分析

  • 滞在時間と集客率を評価し、このデータを使ってゾーン、部門、プロモーションディスプレイエリアのレイアウトを最適化できます。
  • ある部門から次の部門への顧客の移動経路を追跡し、店舗のレイアウトを戦略的に向上できます。

駐車施設の分析

  • 駐車場の使用率をより的確に把握し、必要に応じてレイアウトを再定義できます。
  • クリック・アンド・コレクト注文の顧客の車内での待ち時間を把握することで、サービス水準を向上することができます。

ショッパーモビリティ

  • 貴店に来店する前にどこに立ち寄り、店を去った後にどこに向かっているのかを把握し、潜在的な提携先や、他社のサービスを評価することができます。

これらの利用可能なユースケースはそれぞれ、顧客体験を向上し、収益性を高め、運用効率を図るために役立つ実行可能な方法を運営責任者に提供します。(これらの多くはまた、CMO のユースケースと重複しています。詳細はこちらをご覧ください。)これは実に多様な用途のほんの一例にすぎませんが、このデータを活用して企業全体の運営をどのように向上させられるのか、その可能性について知っていただけたのではないでしょうか。

結論

Sensormatic Solutions は、小売業界のことをよく知っています。これは当社が、小売業者が直面するすべての運用上の課題を、一度に解決できる特効薬のようなソリューション、分析、メトリクスなどはない、ということを知っていることを意味します。また、当社が「よく知っている」と言うのは、睡眠を妨げるほどあなたを悩ますパフォーマンス領域の向上を図るために展開できる、貴重な様々なユースケースがあるということをよく把握している、ということです。COO のあなたよりも、その課題をよく把握している人はいません。同様に、小売とテクノロジーのリーダーであり、何十年にもわたる経験と専門知識を備えている当社ほど、ソリューションのことをよく把握している会社はありません。

店内・店外のデータを使って運用改善を図り、収益性を促進する結果をもたらす活用術の全体像を知るには、当社最新のホワイトペーパー、「体験型の小売を顧客の購入過程で形成する」を今すぐダウンロードしてください。

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