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商品はもちろん、地球を守るのにも一役買っている持続可能なラベルをご紹介

世界の小売業者が Sensormatic Solutions の SPX に切り替えている理由とは
「持続可能な小売業」というのは単なる流行語ではありません。消費者のブランドイメージを向上させ、さらには企業の収益さえ向上させる可能性を秘めているのです。
実際、PwC の調査によれば、 世界の消費者は、持続可能な方法で生産・調達された製品に対して、ほぼ10%多く支払う用意がある とのこと。それだけでなく、この調査に回答した消費者はさらに、購買決定に最も大きな影響を与える要因として、廃棄物を減らす生産方法、環境に優しいパッケージの使用、自然と水の保護への尽力を挙げています。
持続可能な小売業への需要が世界的に急増
環境意識の高い買い物客の割合は世界中で急速に増加しており、その購買力も高まっています。 2023年のカンターの調査によると、ラテンアメリカ(LATAM)の消費者のうち、持続可能性に最も関心を持っている消費者 は、持続可能性に関心がない消費者よりも購買力があり、1回の買い物における購入額も多いとのことです。一方、2024年の学術調査によると、 アジア太平洋(APAC)地域の消費者は、持続可能な商品に55%多く支払う用意があり、ヨーロッパでは消費者の32%が同様の回答をしています。
米国では、 環境に配慮した小売業は2032年までに4000億ドル以上の規模になると予想されていますが、これはミレニアル世代とZ世代のショッピング嗜好によるところが大きくなっています。Z世代の消費者は特に環境に配慮しており、64%が環境に配慮したパッケージの製品を好んで買うと答え、63%が環境への影響を前面に打ち出している製品を好むと回答しています。
「ラテンアメリカでは、持続可能性やその他の環境問題に熱心な消費者の割合が急速に増えていて、今後も増え続けるでしょうね」と話すのは、Sensormatic Solutions のラテンアメリカ担当事業開発ディレクター、カルロス・エドゥアルド・サントス。「現在、そして将来的に、この層を取り込みたい小売業者には、持続可能なソリューションの導入を待つ余裕はありません。持続可能なソリューションをいち早く採用することは、環境に対するコミットメントを示す上で極めて重要なのです」と言葉を続けます。
しかし、世界中の小売業者が、より少ない資源・人員でより多くのことを実現しよう、グローバルなサプライチェーンの混乱に適応するクリエイティブな方法を見つけよう、急速に変化する消費者の嗜好に対応しようと必死になっている今、消費者が望むような持続可能性への取り組みを実行に移すのが困難になり得る場合があります。
それでも幸いなことに、損失防止と在庫管理の成果を向上させながら、環境と持続可能な製造へのコミットメントを示す方法があるのです。それこそが SPX という Sensormatic Solutions の持続可能なアコーストマグネチック方式(AM)ラベル で、商品はもちろん、地球を守るのにも一役買うよう設計されています。
SPX という経験豊富な小売業者向けの持続可能なラベルとは
大半の大手小売業者はすでに、盗難防止と利益向上のために従来型のタグやラベルを使用しています。ただ、Sensormatic のような組織では、より持続可能な製造工程とリサイクル素材を使用してこれらのラベルを作成し、 廃棄物削減のために数え切れないほど再利用してはいるものの、プラスチック製であるのに変わりはありません。
その点、SPX ラベルはまったく違うのです。森林管理協議会(FSC)の認証を受けた再生可能な素材を使用して製造されており、従来のプラスチックラベルよりも環境に優しくなっています。さらに、100%リサイクル素材を使用したパッケージでメーカーや小売店に出荷されるため、二酸化炭素排出量もさらに削減することができます。
「小売業者は SPX ラベルにより、今後導入される規制やイニシアチブ、持続可能性における目標を先取りできるようになります」と話すのは、Sensormatic Solutions で EMEA 地域マーケティングディレクターを務めるカタジナ・ブレツコ。「たとえば EU では、すでに持続可能性に関するさまざまな取り組みが行われており、今後もさらに多くの取り組みが予定されています。結果として、明日も利益を上げ続けるためには今日から行動を起こす必要があることを小売業者は理解しており、SPX ラベルを使用することで、商品と利益を守りつつ積極的な対策を講じることができるのです」とのこと。
「SPX ラベルは、世界中の小売業者にとって革命的なチャンスです」と、サントス事業開発ディレクターはさらに続けます。「環境に配慮した小売業者のパイオニアになるチャンスを手にできるだけでなく、現在のラベルがもたらす損失削減性能を犠牲にせずに、持続可能性の指標を改善する道を切り開いてくれるんですから。さらに、小売業者がより持続可能な未来を形成しようと真剣に取り組んでいる姿を消費者に示すこともできますし」。
持続可能な小売業に真剣に今こそ取り組むべき理由とは
上記の統計から見られるのは、世界中の消費者は持続可能性を実践している小売業者だけに関心を持っているわけではないということです。小売店で購入を検討する際に持続可能性を考慮する買い物客の割合は、ほぼすべての主要市場において増加傾向にあります。
「LATAM では、環境要因が消費者の購買決定に果たす役割はますます大きくなっています」とサントス事業開発ディレクター。「ラテンアメリカの消費者は、持続可能性という観点から、買い物の選択やブランドの再評価を行っています。自分の買い物が環境にどのような影響を与えるかについて、ますます関心を高めており、どこで何を買うかが重要であることを理解しているんです。その結果、小売業者には持続可能な慣行を率先して採用することが求めているんですよ」。
サントス事業開発ディレクターはさらに、率先して行動する小売業者は、今後数年間にわたり決定的に優位な立場に立てると強調。
実際、ラテンアメリカ、特にブラジル、ペルー、中米などの市場では、小売業者を持続可能性の重要な担い手とみなす消費者の数が 近年増加しています。また、消費者は小売業者に対して、これまで以上に持続可能な慣行の採用を求めるようになっていますが、採用しない小売業者を見捨てるのも早いのです。LATAM の消費者の44%が、環境への影響を理由に商品の購入をやめたことがあると回答しており、消費者の半数は、ブランドが環境への影響を相殺するための措置を講じるよう期待していると回答しています。
それでも、小売業者が今こそ SPX のような持続可能なタグ付けソリューションに切り替えるべきだと考える要因は、環境に対する消費者の意識変化だけではありません。EU のように、アジア諸国でも、組織に対して廃棄物の報告や削減を義務づける政策を導入する国が増えているのです。
「多くのアジア太平洋経済協力会議(APEC)加盟国は、廃棄物の削減と環境への影響の軽減に取り組んでいます」と説明するのは、Sensormatic Solutions の APAC リテールマーケティング責任者、サリー・ウォン。「拡大生産者責任(EPR)政策 はその良い一例でしょう。EPR とは、工場から製品ライフサイクルの廃棄段階にいたるまで、製造業者が製品の責任を負うというものです。アジアのすべての国で EPR 政策が実施されているわけではありませんが、実施する国は増えており、さらに増えるかも知れません。廃棄物を削減するために現時点で行動しておけば、EPR が義務化された場合や法的拘束力が発生するというとき、コンプライアンス遵守のために時間や費用を費やす必要がなくなるのです」。
一方、サントス事業開発ディレクターによると、小売業者や製造業者などが早急に持続可能性への投資を検討すべきもうひとつ理由は「時間」だとのこと。
「大手小売企業はフットプリントが巨大でサプライチェーンも長いので、一夜にしてすべてが変化するということは滅多にありません。小売企業全体で従来型のラベルから SPX のようなソリューションに切り替えるには、専任の専門家チームの助けがあっても時間がかかります。だからこそ、持続可能性へのコミットメントを示し、環境意識の高い消費者の市場シェアを拡大し続けるためには、今すぐ行動を起こす必要があるのです」と、説明しています。
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